交通事故のムチ打ち損傷や寝違え損傷等の首・肩・腕の痛みについて
首と肩まわりの痛みについては、以下の様な分類に分けることが出来ます。
症 状 |
分 類 |
急激な痛み |
(1)肩関節脱臼 (2)石灰沈着性腱板炎等 |
慢性的な痛み |
(1)回施筋腱板炎 (2)回施筋腱板断裂(インピンジメント症候群) (3)上腕二等筋長頭腱腱鞘炎 (4)五十肩(肩関節周囲炎)など |
その他 |
(1)胸郭出口症候群 (2)肩手症候群 (3)頸肩腕症候群 (4)肩凝り等 |
交通事故について
交通事故の追突時のムチ打ち損傷等での運動障害は、マッサージや指圧等の強い刺激はかえって筋肉の緊張をもたらします。自然形体療法ではやさしく痛みを解消します。交通事故の機能障害や痛み、又は後遺症でお悩みの方はご相談下さい。
肩の痛みについて
骨折や脱臼以外に、肩の急激な痛みを伴うものとして石灰沈着性腱板炎が有ります。
これは、腱板と呼ばれる付近にカルシウムが沈着し腫れや熱感を感じ、痛みのために肩を動かすことが困難になります。
慢性的な痛みとして回旋腱板炎や上腕二等筋腱腱鞘炎等が有りますが、回旋鍵板炎は肩を側方向へ80~110度上げるときに激痛が走ります。
上腕二等筋腱腱鞘炎は肩前面に沿って圧痛があり腕を外側に捻る等の腱に負担をかけると痛みが増強します。
又、明確な原因がはっきせず肩の運動痛や可動制限が有る場合は、50肩あるいは肩関節周囲炎と呼びますが、上記の様な腱等の炎症を合併していることも有ります。
治療
治療は基幹の型の後、特に前胸部及び胸背部、肩関節、肩甲骨周囲を上肢を利用して牽引をかけながら捻転、指頭静圧等で筋肉の緊張を取ります。五十肩等であれば肩関節の筋肉に対しても横引きや振張法等を行い肩関節の可動を改善させます。又、患者さんの動きを利用する還元法という手法も筋肉の緊張が取れ、可動域が広がるため肩こりや五十肩の治療に効果的です。症状が残存するようであれば個別の手法や動作転位の手法を行います。
又、頸椎に対しても牽引、捻転、指頭静圧等で頸椎の調整を行い、痛みや動きを改善させます。特に頸椎偏側牽引法や頚椎牽引捻転法などは効果的で首の動作時の痛みや可動域の改善に効果的です。又、これらの手法と動作転移の手法で「寝違い損傷」もかなり改善します。
ムチ打ち損傷(交通事故等でのムチ打ち)
基幹の型の後、特に頚椎(けいつい)に対しての手法でかなり改善されます。交通事故に限ったわけではありませんが、自然形体療法で身体の歪みをとると楽になりますし、手法も優しいですから安全に受けられます。
自然形体療法による肩の治療
治療は基幹の型の後、特に前胸部及び胸背部、肩関節、肩甲骨周囲を上肢を利用して牽引をかけながら捻転、指頭静圧等で筋肉の緊張を取ります。50肩等であれば肩関節の筋肉に対しても横引きや振張法等を行い肩関節の可動を改善させます。
症状が残存するようであれば個別の手法や動作転位の手法を行います。又、頸椎に対しても牽引、捻転、指頭静圧等で頸椎の調整を行い痛みや動きを改善させます。