交通事故の後遺症も回復。(大分市)
先週、交通事故の後遺症で悩む30代の大分市在住の女性が来院。
昨年、2度も交通事故に遭い、2回目は11月の追突事故で、以来先月の3月まで加療するも症状固定により、治療が打ち切りなった
そうです。
患者さん曰く、「この痛みがこれからも続くのは耐え難いとの事。」で来院。
症状は特に左半身が悪く、腰から首筋まで筋肉の緊張強く、骨盤と頚椎がズレて背骨もかなり左に歪んでいました。
又、左肩を受傷し肩甲骨から左肩に痛みが有るとの事。
この状態なら事務仕事はもとより、日常生活も不自由な筈です。
こんな状態で治療打ち切りは、患者さんがかわいそうです。
首は、ムチウチのためストレートネック気味で後屈(首を後ろに倒す動作)制限がありました。
治療開始。
治療中、患者さんより一言、「気持ちいいですね。」
自然形体の治療について説明しました。
「ステーキのお肉を焼く前に、激しく叩くのは細胞を壊してお肉を柔らかくしているんですよ。人間の身体も同じことです。生身
の身体を強く叩いたり、揉んだりしたらどうなるか。ですからマッサージや強い矯正の翌日に揉み返しや筋肉痛がでるんですよ。
だから、半年経過しても筋肉の強張りが取れないんですよ。」と。
治療は、骨盤の調整と頚椎の調整ですが、受傷後、半年経過しているのと腰背部の緊張がかなり強いため通院が必要です。
数回の加療で肩の痛みや首のストレートネックはかなり改善し、痛みが無く動かせるようになりました。
背骨の曲がりも大分改善しましたのでもう少しの加療で事故前の身体に戻れそうです。
今回の患者さんの様に、交通事故等の受傷で関節や筋肉の損傷が激しい場合、決して無理な矯正やマッサージは厳禁です。
治るどころか、かえって回復を遅延させます。
交通事故の治療は、慎重にしなければ後遺症が一生残ってしまいます。
治療する側もその責任を背負って治療に取り組む必要があります。