膝の痛みが改善した中学一年生の剣道部。(大分県大分市在住)
日前に母親に付き添われ、大分市内の中学校に通学し、剣道部に所属する一年生の男子が来院。
7月の半ば頃、水泳の平泳ぎの時に左膝に違和感を感じ、その後、痛みに変わり、更に左膝をかばうせいか右膝と腰も痛くなった
との事。
近くの整形外科に受診するも骨に異常なしと言われ、その後、近所の整骨院に数回通院するも症状に変化が無く、当院を受診。
来院時の症状は、歩くのでさえ痛みが有り、屈伸動作も痛がる。
当然ながら剣道の練習も痛みのため、ここ1ヶ月は休んでいるとの事。
治療開始。
腰と膝関節の調整を行い、立って歩いてもらう。
膝の痛みに変化なし。
この様な場合、どの姿勢や動作でいたくなるのか?
そして、どの様な状態で痛みが出るのか?
もう一度、確認することです。
平泳ぎで痛みが出たということが最大の手がかりです。
もう一度、ポイントを絞り治療を行う。
立って歩いてもらう。
痛みの具合を聞くまでも無く、本人の笑顔が全てです。
夏休みの間、歩くのさえ痛くて苦しかったでしょうが、残りの夏休み元気いっぱい運動して下さい。
最近つくづく感じるのですが、症状を訴える場所と患部が一致しない事が意外と多いいです。
症状を追いかけるとなかなか解決しない事があります。
患者さんの訴えによく耳を傾け、「どういう動きで痛むのか。」
これが大事です。