変形性膝関節症の痛みは改善します。(膝関節痛に対する、水中歩行の誤った考え。)
膝関節の痛みで来院される患者さんに、膝関節に対する間違った考えをされている方が多く見られます。
その一つに、水中歩行が有ります。
何故、間違っているのか。
水中では、加重が膝関節に殆ど掛からないため、痛みを感じる事無く、歩行が可能である事から、
整形外科医は、変形性膝関節症等の膝痛の患者さんに水中歩行を奨励します。
何故、奨励するのか。
膝関節周りの筋肉に対し水の抵抗のため、普段よりもかなり筋肉に対して負担が掛かり、
痛み無く筋トレが出来るからだです。(そもそも、膝痛の処置に筋トレは逆効果なのです。)
ですから、水中歩行の翌日の患者さんの筋肉は、カチカチに硬くなり、患部に対して痛みが
出やすい状態になっています。
水中歩行の後は調子が悪く、痛みが強くなるのはこのためなのです。
水中歩行を、別の考え方をすれば、麻薬を投与して痛みの感覚を無くして運動をさせ、薬の効果が切れたとたんに、痛みが
倍増する事と同じ事なのです。
ただでさえ、痛みを抱える患者さんの筋肉は緊張が強いのに、更に無理な運動をさせるのは、
火に油を注ぐようなものです。
正しい筋肉治療を施せば、変形性膝関節症の痛みも当院では改善します。