捻挫の治療方法について。
捻挫の治療は一般的に電気治療、アイシング、冷シップ、固定というのが従来の方法ではないかと思います。
ひとつひとつの処置に意味があり否定するつもりはありませんが、果たしてこれがベストな治療方法なのでしょうか?
私自身も学生時代を含め一つの固定観念にとらわれ疑うことすらありませんでした。
特に固定する処置は、柔道整復師にとって技術であり各々の先生にとって腕の見せ所です。いかに患部を安定させ痛みを消退させ、日常生活に支障を無くす事が出来るのか。
重度の靭帯損傷は必要に応じて固定する場合もありますが、理想は固定せずに痛みを取ることが患者さんにとって一番の方法なのです。
自然形体療法には、固定せずに痛みを取る手法があります。
以前、足関節を捻挫し患部を固定され松葉杖をついた患者さんで、患部はかなり内出血していましたが治療開始1週間後には固定せずに普通に歩けるようになった患者さんがいました。
この事は、ほんの一例ですが、固定観念にとらわれず適切な処置を施せば固定せずに済む捻挫も多く、その方が回復も速やかである証拠です。固定期間が長くなれがそれだけ回復が遅くなることもあるのです。